仙台市営バスの「東北福祉大前」バス停にやって来たわ!
大学の目の前のバス停って、まさか学食じゃないわよね?
お嬢様の毒味係に、わざわざ学食如きのレポートなんてさせませんよ
私はアンタんとこの主人の毒味係になった覚えは無いわ!
今回ご食事なされるお店はバス停から坂道を下った所にございます
ってことは帰りはこの坂を登るってことよね?
左様でございます
・・・
『NAN TANDOORI(ナンタンドリ)』
今回お食事なされるお店は、このマンションの1階にあるインド料理屋の「NAN TANDOORI(ナンタンドリ)」でございます
ハラール系のインド料理が楽しめるお店でございます
ハラール系のインド料理ってどんな感じなのかしら?
入口にテイクアウトとのメニューが置いてあるんだけど、ナンとライスとカレーがセットの弁当が500円って安すぎじゃないかしら?
店内は小さなお店で、シンプルながらインドっぽい装飾がなされていたわ!
4人掛けのテーブル席が2つ、2人掛けが1つ、長テーブルが6席、カウンターが3席と小さいお店ながら席はたくさんあるのね。
お店の壁にパキスタンとかバングラディシュの国旗が飾ってあったわ。ここってインド料理屋よね?
どちらも元々はインドで宗教の違いで独立した国でございます
それにカウンターの上にインドの国旗が飾られております
あ、ホントだ
メニュー
メニューが英語でしか書かれてないんだけどどういうことなのしから!?
シャル様、日本語メニューは赤い冊子の方でございます
ナンとカレー、それにタンドリーチキンやチキンティッカなどのタンドリー料理のセット料理がメインのようね。メニューが普通のインド料理屋と違いが無いようだけど何が違うのかしら?
次のページをめくると、カライとか、ビリヤニとか、シレンパタラとかあまりお目にかかれない料理や、インド風ピザやインド風焼きそばといった創作っぽい料理もあったわ!
インド風焼きそばってあるけど、ネパールのチャウメンと何が違うのかしら?
新メニューになぜか日本風からあげがあったわ!ここインド料理屋よね?
サラダ
ランチタイムは一品料理でもサラダとドリンクが付いていたわ!
キャベツの千切りのよくありがちなサラダで、ドレッシングもよくありがちなオレンジ色のドレッシングだったわ!でもそのドレッシングがかなり酸っぱくて、キャベツの味がかき消されるくらいだったわ!
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ラッシー
ドリンクは、コーラ・メロンソーダ・烏龍茶・ラッシーがあってラッシーを選んだわ!インド料理と言ったらラッシーじゃない!
ふわふわとした舌触りでヨーグルトのクリーミーさを感じる濃厚なラッシーね!でも、酸味を全く感じないほどかなり激甘で、半分くらい砂糖なんじゃないか思えてくるほどだったわ!
マトンビリヤニ
マビリヤニがあったことだしトンビリヤニを注文したわ!
テーブルに置かれた瞬間から、複雑で爽やかなホールスパイスの香りがふわっと来たわ!
こんなに香り高い本格的なビリヤニは、大衡村のシャハジーや天童のスルターンのビリヤニを思い出すわね!
このビリヤニは期待できるわ!
バスマティライスのパラパラとした食感に、ホールスパイスのツーンとくる爽やかな香りが本格的なビリヤニね!しっかりとカレーグレイビーが染み込んでいて、ホールスパイスのパンチがかなりくるわね!そこにマトンの独特な旨味が加わることで、深みと輪郭が出てハッキリとした味わいになったわ!
シャハジーのよりも爽やか系の香辛料が効いていて、暑い日でも食が進むビリヤニね!
ビリヤニにはゴロゴロとマトンが入っていたわ!マトンは脂身の少なく若干固めのだけど、ホールスパイスの味がしっかりと染み込んで美味しい。
食べ始めから辛かったけど、じわじわと辛くなって汗が止まらないほどだったわ!でも、唐辛子の舌を刺す辛さだけではなく、爽やかな香辛料のパンチがあるから、辛さがいやらしい感じじゃないし違和感なく溶け込んでいたわ!それに玉ねぎも一緒に混ざっているから、ほんのりと甘みがあってビリヤニがマイルドになるわね!
そういやライタ(インドのヨーグルトサラダ)は無いのかしら・・・?
サモサ
ビリヤニだけではちょっと足りなかったからサモサを追加注文したわ!
サクサクとしたスナックのような皮に、香辛料とジャガイモを和えたものが入っていたわ!餡がホクホクとして、香ばしく深みのある香辛料と、どこから薬草のような独特なエグミ香辛料が絡み合っていて本格的だったわ!
ジャガイモのほかにコーンとニンジンが入っているから、ホクホク感の中に、カリカリとした食感と甘味が加わりいい、アクセントになっていたわ!
塩味がかなり控えめで薄味だからケチャップに付けて食べたわ!ケチャップ付いてるし。
ケチャップを付けて食べることで、塩味と酸味が加わって味に深みも輪郭も出てサモサが完成するわね!
皮のサクサク感と、餡のホクホク感の、香辛料の香ばしさが絶妙なサモサだったわ!
マトンカライ
私奴は、マトンカライと言う、カライ(カラヒ)と言う中華鍋に似たインドやパキスタンで使用される鍋で、香辛料と具材を煮込んだ料理で注文しました。
マトンカライは、甘口・小辛・中辛・激辛の4種類から選べて、シャル様に激辛を注文されてしまいました。厨房で調理してる時から咽るくらいなので食べられるのか心配でございます。
マトンカライだけに激辛よね!?
食べられないくらい激辛だったら、そのくだらないダジャレと一緒にくだらない方法で始末致します
くだらない始末方法って何よ!?
マトンカライは、玉ねぎの甘さが前面に押し出されていて、マトンの旨味が染み出していおり、コクと旨みと甘みを同時に感じるカレーでございました。表面に油が浮いてるくらいオイリーですが、香辛料がかなり効いているので気になりませんでした。
最初はちょうどいいくらいの辛さだったのが、じわじわと舌をチクチクと刺すほど激辛になってしまいました。激辛にしないで、中辛くらいにしておけば、辛さも合わせてバランスの良いカレーになってございました。
せっかくのマトンカライを激辛にした罪は重いでございます・・・
ご覚悟を・・・
ちょ、ちょっと!ここはお店の中よ!やめなさい!!
マトンと玉ねぎとパプリカがこれでもかってくらい入っていて、それで汁気が少ないのでカレーの炒め物のような料理でございました。
玉ねぎの甘みが強くて、コクと香ばしさを感じる香辛料がふんだんに使われている味付けが、埼玉県八潮市のアルカラムで食べたカレーに近いわね!
勝手に私のカライを食べるな!
ちょ、ちょっと!銃を向けるんじゃないわよ!私のビリヤニ少し分けてあげるからあ!
マトンは脂身が少なく、マトンの独特の旨味をしっかりと感じられ、オイリーなカライとのバランスが取れてございました。
ナン
ナンは、表面がテカテカになるほど、ギー(インドのバター)がしっかりと塗られおりました。しかし、甘味が少なく脂っこさもあまり感じない淡泊な味わいでございました。淡泊な味わいで生地がかなり薄目でございますで、ナンがカレーの味を邪魔しないのが良いですね。それにカライがオイリーなのでバランスが取れてございました。
ナンは別売りで、マトンカライには付いてきませんので悪しからず
タンドリーチキン
マトンカライが美味しくてもう一品食べたくなりましたので、タンドリーチキンを1ピース追加注文しました。
1ピースのはずですが、小さいのが2つ付いてきました。それにサラダも付いていて、ちゃんとドレッシングまでかけられてました。
タンドリーチキンは、塩味とヨーグルトの酸味がかなり強く、後からタンドリー料理特有の香辛料の香ばしさを感じました。
プリプリとした鶏肉がジューシーで、そこにヨーグルトの酸味と香ばしさのある香辛料が組み合わさり、コクがありながら味が引き締まり、どこかさっぱりとした味わいでございました。
かなりしょっぱかったので、もう少し塩味を控えめにして欲しかったでございます
それにしてもこのお店、イートインもテイクアウトもインド人らしき客しか来ないわね・・・
それと、なんであっちの人って箸でサラダを食べるんだろ
シャル様だって箸でサラダお食べになられてたではないですか
だって箸の方が食べやすいんだもん!
店舗詳細
おわり。