東武野田線の野田市駅にやって来たわ!
この駅からバスに乗ってパシュトゥーン料理が食べられるパキスタン料理屋へ向かうのよ!
それでそのお店はどこにあるのかしら?
そもそもパシュトゥーン料理って何よ?
アフガニスタンとパキスタン北西部にあるカイバル・パクトゥンクワ州(州都ペシャワール)の主要民族でございます、パシュトゥーン人の料理でございます
普通のパキスタン料理と違って、スパイス控えめで辛くないかピリ辛程度の辛さの料理が特徴でございます
説明ご苦労様!そんなことマディナレストランに行った時に知っていたわ!
・・・
愛宕駅西口から野田市駅方面へ進んで参ります
そして県道3号線十字路を右折します
右折して少々進んだところにございます愛宕駅バス停がございます
このバス停から、茨急バスの岩井車庫行きのバスの乗車して、最寄りのバス停へ向かいます
ちなみにお隣の東武野田線の野田市駅からも乗車可能です
愛宕駅から10分程度乗車したところにございます「小山入口」バス停で下車します
ちょっと!バス停からひょっこりと見える三角形の山って富士山じゃない!?
茨城県の平地からでも富士山が見えるなんて新発見ね!
小山入口バス停から坂東市街地方面(富士山とは反対方向)へと向かいます
そして一つ目の信号のある交差点で反対車線へ渡って参ります
右手に目的のお店が見えて参りますまで直進します
この和のテイスト満載の建物に、日本語表記が一切無い看板が立てられているこの建物ね!すぐに分かったわ!
左様でございます
『Japan Halal Mart & Restaurant(ジャパンハラルマート&レストラン)』にやって来たわ!
右手に見えて参ります、『Japan Halal Mart & restaurant(ジャパンハラルマート&レストラン)』と言うパキスタン料理屋でお食事していただきます
お店の出入口左側には簡易的なモスクが設置されていたわ!
和食レストランか割烹の居抜き物件ことが分かるような、柱や梁に和のテイストが残った内装になっていたわ!大きな扇子が出入口の上に飾ってあるし!
店内は4人がけのテーブル席が5つ、8人がけが1つあって、それぞれ広々と間隔が取られていたわ!
最初はウェイターと、どこかに電話しているシェフの2人しかいなかったけど、夜の7時過ぎた頃からぞろぞろパキスタン人客(アフガニスタン人もいるかも)がやって来て、あっという間に満席になったわ!
お座敷はイスラム教徒向けのファミリールームになっていたわ!
毎日ランチタイムにはブュッフェが開催されているようで、チェーフィングディッシュが並べられていたわ!
客席の出入口には、コーラとスプライトが入った冷蔵ショーケースが置かれていたわ!
従業員は、シェフが3人、ウェイターが1人がいて、全員パキスタン人だったわ!
ウェイターは、物腰柔らかなおじさんなんだけど、全く日本語でのコミュニケーションは不可能で英語対応だったわ!それもめちゃめちゃ訛りが強くて早口で、長文はほぼ聞き取り不可能だったわ!
逆にシェフの二人は日本語ペラペラだったし、もう一人もこんにちはーって挨拶して来たし日本語が話せるようね。シェフが日本語話せて、ウェイターが日本語全く話せないパターンは初めてよ!
シャル様は訛りが強くなくても英語が理解できませんよね?
うっさいわね!
メニュー
ガチのパキスタン料理屋には標準装備のホワイトボードには、日替わり料理と、ビュッフェのメニュー構成が書かれていたわ!
ビュッフェが日替わりで構成が変わって、それも950円と激安だったわ!
ネオパキスタンのランチビュッフェ990円でもびっくりしたのに、それもよりも40円も安くて、ここら辺のパキスタン料理屋の物価はどうなってるのよ!?
冊子のメニューもあって、ホワイトボードに書かれていない料理も注文できたわ!
ニハリ(羊スネ肉のカレー)、パヤ(羊の足肉カレー)、カライ(Karahi(カライと言う鉄鍋で作るカレー))、ハリーム(羊肉と豆をペーストになるまで煮込むカレー)、ビリヤニ、ハンディ(土鍋で煮込むカレー)とパキスタンの定番料理が揃っているわね!
そして、ダンポホ(Dum Pukht(羊スネ肉の羊脂身煮込み))、アフガニナムキーン(Afghani Namkin(ラム肉の羊脂身煮込み))、シンワリ・カライ(Shinwari karahi(チキンのトマト炒めカレー))、チャルシ・カライ(Charsi Karahi(チキンとトマトのパクチー&青唐辛子炒め))、Lacha Pulao(ラッチャプラオ(羊すね肉入りピラフ))といったパキスタン北西部料理も充実しているわね!
Ruz Bukhari(ルズ・ブハリ)って言うサウジアラビア、パキスタン、アフガニスタンで食べられている米料理なんてものもあるね!
パキスタン人客の8割くらいはLacha Pulaoを注文していたわ!どんだけ美味しい米料理なのよ!?
Afghani Namkeen(アフガニナムキーン)
アフガニナムキーンと言う、アフガニスタンや、パキスタンのカイバル・パクトゥンクワ州で食べられている料理を注文したわ!
ナムキーンロシュ(Namkeen Rosh)とも呼ばれている、羊肉を玉ねぎ、生姜、ニンニク、羊脂身で煮込んで作る料理よ!
主食はロティとナンから選べてナンにしたわ!
骨付きの羊肉が半透明の脂のスープに沈んでいて、見た目はダンポホ(Dum Pukht)の肉をスネ肉からぶつ切りの羊肉に変えたような料理ね。
スープはとろみがあって脂そのもので、マトンの旨味と玉ねぎの甘みがあるだけのかなりシンプルな味付けね!あとからほんのりとホールスパイスが来るわね!
生姜とパクチーがふりかけられていて、生姜の酸味やパクチーの清涼感がさっぱりとさせてくれるわね!
マトンではなくラム肉を使っているようで、ほろほろと柔らかく癖がなくて食べやすいわね!スープがシンプルだからこそ、ラム肉のようなあっさりとしたお肉が合っているわね!
ラム肉はホロホロになるまで煮込まれていて、簡単に骨から外れるほどだけど、それでもしっかりと肉感も残っていたわ!
ベースはダンポホと同じ味付けだけど、ダンポホよりレモンの酸味とニンニクが効いていなくて、玉ねぎの甘みが強いから飽きがきやすいわね。
個人的にはダンポホの方が好みね!
店員がスープライトとコーラを勧めて来た理由がわかるわね!
スープが脂そのもので、炭酸飲料で口の中をサッパリさせたくなったもの!
Naan(ナン)
ナンは丸型の分厚いやつが2枚標準装備で運ばれて来たわ!
外はサクサクしていて香ばしく中はフワフワとしているわね!ナンよりは硬めの食感で、ナンと言うよりパンに近いわね!
このナンは、コッペパンをより香ばしく軽くしたような味わいで、インドのナンとは明らかに違っていたわ!
分厚いナンが、しっかりととろみのあるスープでも、しっかりと染み込むわね!そして、インドのナンと違って全然脂っこくないから、ほぼ脂なスープでもクドくならなかったわ!
サラダ
かなり盛りの良いサラダが付いて来たわ!
味のベースは、インネパ系のドレッシングだけど、それより酸っぱくてトマトジュースのような味がするわね。
アフガニ・ナムキーンがかなりあっさりした味付けだから、箸休めにサラダを挟むとドレッシングの味に負けてしまうわね。
Raita(ライタ)
アフガニ・ナムキーンにはライタが付いて来たわ!
甘くないヨーグルトにクミンとチリペッパーが入れられ、酸味と舌に突き刺すような辛さのある、かなりさっぱりとしたライタ。
ライタの酸味と辛味がいい箸休めになっていたわ!
Sevainyan(セヴィヤン)
食後にはセヴィヤンと言う、細い春雨のような麺を牛乳と砂糖で煮詰めて作る、パキスタンやインドで食べられているデザートを注文したわ!
ご飯茶碗に入っていて盛りがいいわね!
スイートセミヤや、シェマイ(バングラデシュのデザート)より少し太い麺が入っていて、細くて柔らかい春雨のような食感だったわ!
ラッシーのようなとろみのあるスープで、砂糖と牛乳を煮詰めたシンプルな味付けだったわ!
Lacha Pulao(ラッチャプラオ)
再訪させられたわ!
まさか翌日に再訪させられるとは思わなかったわ!
今回は、パキスタン人客の8割が注文していた、大人気メニュー「ラッチャプラオ」を注文したわ!
ほんのり茶色く色付いたライスに、甘く炒めたニンジンのレーズンが混ぜられていて、見た目はカブリプラオやウズベキスタンのプロフにそっくね!
一点明らかに違うのは、めちゃくちゃでかい羊のスネ肉がぶち込まれていることだわ!
Lacha Pulaoで調べても全然情報が出てこないわね
調べていたら、Mahicha pulao(マヒチャ・プラオ)やMahicha palau(マヒチャ・パラウ)って言うアフガニスタン料理に突き当たったけど、同じ料理なのかしら?
ラッチャプラオは、クミンとブラックペッパーがほんのりと効いているだけで、かなりあっさりとした味付けね!
スネ肉の旨味のあるウズベキスタン料理のプロフみたいな味ね!プロフよりも薄味だったわ!
甘く炒められたニンジンとレーズンの甘味が、肉の旨味を引き立ててくれるわね!そして味に変化球を出して最後まで飽きずに食べられるわね!
スネ肉は、ホロホロになるまで柔らかく煮込まれていて、骨から簡単に外れるほどだったわ!
塩胡椒とクミンで味付けされていて、スネ肉特有の旨味が前面に出ていたわ!味のベースはこのお肉ね!
肉を崩しながらライスに混ぜて食べるとより肉の旨味が引き立つわね!
アフガニ・ナムキーンに付いていたのと同じライタが付いてきたわ!
ライタをかけると酸味で味が引き締まりスパイス感が引き立つわね!
ニンジンとレーズンの甘味で酸っぱくなり過ぎないのもポイントが高いわね!
カブリプラオはスパイスがしっかり効いていたけど、ラッチャプラオはクミンとブラックペッパーのみのあっさりとした味付けで、ウズベキスタンのプロフに近かったわ!
全然脂っこくないパラパラライスで最後まで飽きずに食べ尽くしたわ!デカい骨以外はね!
全然辛くなくスパイシー感も無くて、南アジアって言うより中央アジアっぽい料理だったわ!
パキスタン料理なのに急に中央アジア要素が出てきてビックリするわね!
Rava Kesari(ラヴァ・ケサリ)
ラヴァ・ケサリを日本語ペラペラのシェフがサービスしてくれたわ!
ラヴァ・ケサリは、セモリナ粉を砂糖とバターと水で煮込んで作るインドのお菓子よ!
プチプチとしたとびっこみたいな食感で、ほんのりと牛乳のまろやかな味と、ココナッツの甘い風味があるわね!
甘みはほとんどなくて、ココナッツの風味が前面に出ているさっぱりとしたデザートだたったわ!甘味があるのはレーズンのみよ!
新安城のハラル料理店で食べたラヴァ・ケサリはしっかりと甘かったけど、全然甘くないものもあるのね!
kawa(カワ)
カワ(kawaもしくはKahwa)は、パキスタン、アフガニスタン、イラン、インドのカシミール地方で飲まれている緑茶よ!
赤っぽい茶色のお茶で紅茶にしか見えないわね。
紅茶より緑茶に近くあっさりね!でも、緑茶と違って紅茶のような渋みも感じられたわ!
カワは緑茶に少々紅茶の要素を加えたようなお茶だったわ!
最初から砂糖が入っていてほんのりと甘いけど、黒糖を塊ごと入れろと店員にジェスチャーされたわ!
黒糖を入れると、コクと深みが出ると同時に、激甘なお茶になったわ!
トルコ人もチャイに角砂糖入れまくっていたし、中東や南アジアではお茶を激甘にして飲むのが一般的なのかしら?
食材店
レストランの隣には食材店があったわ!
こちらは新しく建てられた建物のようね!食材店では、米、スパイス、お肉、お菓子が販売されていたわ!
店員は日本語が分からず全部英語対応だったけど、レストランの店員よりは訛りは強くなかったわ!
手作りのお菓子と、お店で食べたのと同じ丸くて分厚いナンが販売されていたわ!
お菓子は、ジャレビ(小麦粉の生地を揚げてシロップ漬けにしたオレンジ色のお菓子)、グラブジャムン(世界一甘いインドのお菓子)、バルフィ(牛乳と砂糖を煮詰め冷やし固めて作るインドとパキスタンのお菓子)の3種類があったわ!
食材だけじゃなくてシャンプーやコンディショナー、歯ブラシに洗剤まで日用品も販売されていたわ!
パキスタンのビスケットやクッキーが充実しているわね!
それも大半が150円と激安で、一番高い奴でも300円超える程度だったわ!
150円のパキスタンのビスケット4つも買っちゃったわ!
ところで、Nan Khatai(ナンカタイ)って違うメーカーのも存在していたのね
シャル様、食レポご苦労様でございます
ちなみに、お店から坂東市街地方面に100m進んだところに、茨急バスの「東陽寺前」バス停がございます
こっちのバス停の方が近いじゃないのよ!
このバス停からお店へ向かうのには、信号のない横断歩道を渡らないといけません
交通量がかなり激しい通りで、基本的に車が止まってくれないので、お勧めいたしません